入会のご案内
育種に携わる皆さん、同じ育種仲間として協力し合い、ともに優良品種の開発と普及を進めませんか。
入会して良かったこと
会員の感想 山下 文吾(シャリンバイの育種)
私は登録申請を受理された頃に育成者の会に入会しました。申請期間中から海外のパテント管理会社との商談が発生していたからです。品種登録そのものは農水省とのやり取りを確実にこなせば何とかなると思っていたのですが、いざ海外との話し合いになるとその先に何が待っているのかわからない状態でした。育成者の会にはすでに海外との取引をされている方々もおられて、契約書の内容や海外との商習慣などについて教えていただきました。
また会のメンバーから登録品種の商談先を紹介していただいたり、直接購入していただくこともありました。それぞれのステージは違えど、皆が同じような悩みを抱えて助け合ってきている組織だと思っています。
毎年さまざまな講演会や視察研修会が計画されます。自分の育種分野とは異なることも多いのですが、毎回その講演会・研修会や雑談の中から何かしらの収穫を得られています。
現在は会のメンバーの登録品種を利用させていただくまでになり、そのつながりはさらに深くなっています。書籍やネットで得られる情報を否定するつもりはありませんが、知恵と経験に裏付けされた生きた情報がこの会にはあると思っています。
会員の感想 林 慎吾(ぶどうの育種)
私は岡山市でぶどうの育種と生産をしています。私がこの会に入会したのは、育成した「マスカットジパング」
の登録申請をし国の審査を受けていた10年ほど前になります。それまで育種を教えてくれた先輩がこの会の会員だったので、入会前から会の行事に参加したこともあり迷いもなく入会しました。すんなり入会したのですが、今になって考えればこの会に入れたことは本当に良かったと思っています。
岡山には育種に取り組んでいる人はほとんどいなかったので、わからないことは県などに聞いたりしていました。そこで対応してくれた行政の方は淡々と説明はしてくれるものの、私の思いを理解して話してくれているのかと思うことも多かったのです。
自身が育成者であるこの会の人たちは、育種に取り組む同じ仲間として私の気持ちを理解してくれたうえで親身になって相談に乗ってくれました。自らの経験を踏まえた専門性の高いアドバイスがもらえ、また果樹以外の植物の育成者からは果樹を扱う観点からは思いもつかないような手法を聞くことができ、育種に対するモチベーションにもなりました。
一人では得ることのできなかった多くのことを、同じ育種の志をもつ仲間や先輩を持てたおかげで獲得できたこと、それがこの会に入って得られた財産だと思っています。
年会費は次のとおりです
正会員1万円
植物の育種を行っている個人(農家)、種苗法に基づく新品種の育成者権を取得または出願中で
ある方、F1品種の育成経験のある方
準会員5千円
植物の育種を行っている公的機関の育成者、民間企業等の育成者、あるいはそのOBの方
なお、会の活動には正会員と同様に参加していただけますが、総会での議決権はありません。
法人賛助会員3万円
本会の目的・事業に賛同して共に活動していただける法人の方
入会を希望される方は
入会を希望される方は、下記の入会申込書に必要事項をご記入の上、事務局までお送り下さい。メールでも郵送でも結構です。入会手続きを経て事務局からご連絡させていただきます。